自己愛性パーソナリティ症スクリーニング(DSM-5ベース)

自己愛性パーソナリティ障害(NPD)セルフチェック・ナルシスト診断(無料)

誇大性・称賛への欲求・共感の乏しさの傾向を振り返るスクリーニング・所要約5分

自己愛性パーソナリティ症(NPD)セルフチェックは、誇大性・称賛への強い欲求・共感の乏しさに関連する傾向を振り返るための質問群です。本セルフチェックは、DSM-5(米国精神医学会の診断基準)のNPDの9つの基準をもとにした教育的な内容です。なお、「パーソナリティ症」はDSM-5-TRの日本語版で採用された名称で、以前の版では「パーソナリティ障害」と訳されていました。指しているものは同じです。

このスクリーニングが測るもの

自分の重要性への誇大な感覚・成功や権力への空想・自分は特別だという信念・過度な称賛への欲求・特権意識・他者を利用する傾向・共感の乏しさ・他者への妬みや「妬まれている」という思い・傲慢な態度など、NPDに関連する傾向を振り返ります。

これは「スクリーニング」であり「診断」ではありません

本セルフチェックはNPDを診断するものではありません。健康的な自尊心とNPDは別物で、診断には専門医の評価が必要です。本セルフチェックは自己理解のための教育的ツールであり、他者を「ナルシスト」と決めつけるために使うものではありません。

第1問 / 全18問0% 完了

見合う実績がなくても、人から「優れた人物」として見られて当然だと感じます。

相談・受診の窓口(日本)

精神保健福祉センター(各都道府県・政令市)

こころの健康に関する相談を無料で受けられる公的機関です。お住まいの自治体名と「精神保健福祉センター」で検索してください。

厚生労働省「まもろうよ こころ」

電話・SNS相談の窓口を一覧で紹介する、厚生労働省の公式まとめページです。

日本精神神経学会・専門医検索

精神科・心療内科の受診を検討する際は、日本精神神経学会の専門医情報が参考になります。まずは内科・かかりつけ医に相談してから紹介を受ける方法もあります。

DSM-5では、以下の9つのうち5つ以上が、成人期早期から複数の場面で見られ、臨床的に意味のある苦痛や障害を生んでいることが診断の目安です。

DSM-5の基準は、日常でこう現れる

  1. 1. 誇大な自己重要感

    実績を誇張し、それに見合う成果がなくても優れていると認められることを期待します。

  2. 2. 限りない成功や権力、才気、美しさ、理想的な愛の空想にとらわれる

  3. 3. 自分は「特別」で独特であり、同じように特別な人にしか理解されないと信じている

  4. 4. 過剰な賞賛を求める

  5. 5. 特権意識

    自分は特別に有利な扱いを受けて当然だという、不合理な期待です。

  6. 6. 対人関係で相手を利用する

    自分の目的を達するために他人を利用します。

  7. 7. 共感の欠如

    他人の気持ちに気づいたり、寄り添ったりしようとしない、またはできない状態です。

  8. 8. しばしば他人を妬む、または他人が自分を妬んでいると思い込む

  9. 9. 尊大で傲慢な態度や行動

出典・引用と方法論

DSM-5 の診断基準にもとづく教育目的の改変版(APA, 2013)
使用尺度:
DSM-5 NPD criteria + NPI-derived — Narcissistic Personality Disorder DSM-5 criteria with Narcissistic Personality Inventory framing
原著者:
American Psychiatric Association; Raskin, R., & Terry, H. (NPI-40)
発表年:
2013
掲載誌:
DSM-5; Journal of Personality and Social Psychology, 54(5), 890–902 (NPI, 1988)
Mindshape での改変:
DSM-5の自己愛性パーソナリティ症の診断基準と、Raskin & TerryのNPIに由来する誇大性・顕示性の次元にわたる教育目的の改変版です。セルフスクリーニングのための尺度であり、臨床域に満たない自己愛的な傾向は一般の人々にもよく見られ、それ自体が病的なものではありません。
改変版バージョン:
v1.1 · 最終確認 2026-05-23

臨床アドバイザー制度:準備中

有資格の臨床レビュアーによる監修体制を準備中です。それまでの間、各スクリーニングは出典尺度を教育目的で改変したもので、自己理解の手がかりであり、臨床診断ではありません。 監修体制について

すべてのセルフチェックの出典・改変内容・バージョン情報は、Mindshape の方法論ページにまとめています。

よくある質問

自己愛性パーソナリティ症と「自信がある」ことは違いますか?

違います。健康的な自尊心や自信は、他者への共感や現実的な自己評価と両立します。NPDは、誇大な自己像を維持するために称賛を強く求め、共感が乏しく、批判に過敏で、対人関係に持続的な問題が生じる点が異なります。自信があること自体は問題ではありません。

身近な人がナルシストかもしれません。

本セルフチェックは自己理解のためのもので、他人を診断する道具ではありません。相手の言動に苦しんでいる場合は、相手を「診断」するより、あなた自身の安全と境界線を守ることが大切です。つらいときは精神保健福祉センターやよりそいホットライン(0120-279-338)に相談できます。

NPDは治療できますか?

NPDの治療は容易ではありませんが、心理療法によって、対人関係のパターンや併存するうつ・不安が改善することがあります。本人が困りごとを自覚し、変化を望むことが治療の出発点になります。気になる場合は精神科・心療内科に相談してください。

「隠れ自己愛(脆弱型)」とは何ですか?

自己愛には、誇大さが目立つ「顕在型(誇大型)」のほか、表面的には控えめでも内面に過敏さや特権意識を抱える「脆弱型(隠れ自己愛)」があるとされます。脆弱型は見分けにくく、抑うつや不安として現れることもあります。気になる場合は専門家に相談してください。